オルリファストはゼニカルのジェネリック医薬品です。違いについてご説明します。

オルリファストはゼニカルのジェネリック医薬品

オルリファストは非常に優れた肥満治療薬ですが、実はオルリファストには基となった医薬品が存在しています。
その医薬品はスイスに本社をおく製薬会社、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社が製造するゼニカル(Xenical)という肥満治療薬です。

ゼニカルを基にして製造されているこのオルリファストは、一般的にはジェネリック医薬品と呼ばれる分類の医薬品になります。
したがって、オルリファストはジェネリック医薬品の持つ多くの特徴を持った、効果的な面だけでなく製品自体にも嬉しい特徴を持った医薬品なのです。

ここではジェネリック医薬品にどういった特徴があるのか、そして基となったものとジェネリックにはどういった違いがあるのかを紹介します。

ゼニカルとは

まず初めにゼニカルとはどういった医薬品なのかを紹介します。
ゼニカルはスイスのバーゼルに本社を置く製薬会社、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社が製造する肥満治療薬です。
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社は世界的に有名な製薬・ヘルスケア企業で、非常に多くの製品を製造していますが、その1つにゼニカルがあります。

ゼニカルを服用する際の基本的な注意点、ゼニカルの仕様などに関しては、ゼニカルを基に作られたオルリファストと殆どが同じものになります。

ゼニカルは有効成分としてオルリスタットを使用している医薬品です。
服用し身体にオルリスタットが吸収されると、腸内に存在するリパーゼの活動を阻害し、腸管内で脂質が吸収されるのを阻害し、脂質吸収量を大幅に減少させることができます。
また、服用時には排出される脂質と共に脂溶性ビタミンが体外へ排出されてしまうため、服用の際にはマルチビタミンサプリメントなどを服用し、ビタミン補給を行う必要があります。

ジェネリックとは

次はジェネリックというものについての説明です。
ジェネリックがどういうものかというと、これは既存の医薬品を基に製造されている医薬品のことを指します。

基とする医薬品から模倣するものとしては、医薬品に使用されている成分とその量、使用時に発生する主作用や副作用があります。
したがって、オルリファストの基となったゼニカルとオルリファスト使用成分や量も同じもので、使用時に発生する効果に関してもゼニカルと全く同じものになっているのです。

このような成分などに関しての模倣をしながらの製造を行うためには、医薬品の製造や販売などに関係する特許が切れるのを待つ必要があります。
したがって、一般的な企業では自由にジェネリックを製造したくとも特許的な問題で製造ができない場合が多くあります。
しかしジェネリックを多く製造する国であるインドの場合、独自の特許法が存在している関係上、特許が切れていない医薬品に関してもジェネリックの製造が可能となっています。
したがって、他の製薬会社が製造できないゼニカルのジェネリックも、インドの製薬会社であれば製造することができるのです。

効果は同じだが値段が違う

オルリファストはゼニカルを基にして製造されている医薬品です。
したがって、オルリファストとゼニカルには多数の共通点が存在しています。
例えば使用されている成分とその量、ゼニカルはオルリファストを基として製造している製品のため、使用されている成分に関してはゼニカルと同一のものが同一量使用されています。
そして使用されている成分の種類、量が同じなため、使用時に発生する主作用や副作用といった使用感に関係する部分も共通のものとなっています。

このように、オルリファストとゼニカルには多くの共通点が存在しています。
しかし当然ですが共通していない点も存在しています。
その中でもわかりやすいのが値段です。
ゼニカルとオルリファストは実は価格面での違いが大きく、オルリファストはゼニカルの半額、もしくはそれ以下で購入が可能となっています。
したがって、オルリファストはゼニカルと比べて非常に少ない出費で購入し、使用することが可能なのです。

なぜジェネリックは安いのか

オルリファストは基となったゼニカルと比べ、非常に安く販売されています。
この値段面での違いが発生する理由としては、製造にかかる時間と出費が関係しています。

ゼニカルのような今まで世の中に存在していなかった医薬品、新薬を製造する際には、開発開始から終了までの間に多くの実験と研究、開発が必要となります。
そのため、販売にかかるまでの時間が非常に長く、そしてそれまでに必要となる出費も膨大な額になるため、販売時にはその分の出費を回収できるような額で販売や処方が行われます。

ではオルリファストのようなジェネリック医薬品はどうなのかというと、ジェネリックは新薬を模倣して製造されるため、新薬ほどの研究や開発などが必要ありません。
したがって、開発開始から販売までに掛かる時間も短く、出費額も少なくなるため、販売時には新薬よりも遥かに安い金額で販売や処方ができるのです。
こういった開発から販売までの間に掛かる金額の差から、ゼニカルとオルリファスト、新薬とジェネリック医薬品には金額的な差が生まれるのです。